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箱庭生活

自分の半径3メートル以内のできごと

バレンタイン×餃子。異色のコラボレーションから得た教訓

相方さんと一緒に4日遅れのバレンタインパーティーをした。

バレンタインパーティーといっても、バレンタインっぽいことといえば、プレゼントでおそろいのマグカップをげたことと本命ケーキ(文字通り、ホールケーキのど真ん中にチョコペんで「本命」の文字を書いた。見た目のシュールさが売り)を作ったことぐらいだ。

そう、このパーティーのメインは餃子パーティー。バレンタインのロマンチックで素敵な雰囲気も、にんにくとニラとしょうがの匂いで一気に家庭的で日常的なものになった。

どうせなら相方さんの家庭の味を再現しようと思い、実家の餃子のレシピを聞いた。そしたら、なんとタネの味付けにマーボー豆腐の素を使っているとのこと。これが美味いらしい。へぇ~。半信半疑で採用。相方さんと共にスーパーに行き、いつも使っているという素を購入。ほんとにおいしいのかな?不味くはなさそうだけど……マーボー餃子になるだけじゃね?

早速タネ作り。ニラの水抜きがうまくいかず、無駄にベタベタした。そして、肝心の水は抜けているのか抜けていないのかよくわからない。大好きなしょうがを大量に、そして適量のニンニクを擦りおろし、肉に投入。最後に、マーボー豆腐の素を入れる。肉が一気に真っ赤に染まった。怖い。ほんとに大丈夫かこれ。ニラの緑と相まって、なんともグロテスク。餃子のタネってこんなものか。

さて、タネもできたしあとは包むだけということで、相方さんと一緒に餃子づくり。

相方さんはヒダを作るのが苦手なようで、ぺろーんとした餃子を作っていた。なんかもう、餃子の裸状態みたなその姿に若干引きつつ、ひたすら包む。二人で黙って餃子を包んでいると、なんだか修行をしているような気分になってくる。思わず写経の話を相方に振ると、仕事場の近くからたま~にお経を唱える声が聞こえてくるという思わぬ返事を返される。なんだよお経の声って。何してるんだよ近所の人。

餃子の皮がなくなったところで終了。いよいよ焼きの作業。ここは私の出番だ。なぜか餃子を焼くのが得意な私は、意気揚々とコンロの前に立つ。蒸すタイミングも完璧。良い感じの焼き加減。そろそろ餃子に羽を付けられるようになりたい。精進せねば。フライパンの上で規律正しく並んだ餃子たちの上に、大きめの皿を乗せ、ひっくり返す。超美味しそう!空いていたお腹が、踊りだすのがわかる。

さて、肝心の味の方だ。マーボー餃子になるのでは?と心配していたが、ちゃんと餃子だった。ただの美味しい餃子。むしろ私の独断と偏見で大量に入れたしょうがが美味しさの邪魔をしていた。健康な体作りにはしょうがが一番!な、しょうが万能説を唱え続けている私にとって、しょうがを多めに入れることは美学だった。だけど、時としてそれは料理全体の一体感を著しく落とす。今回も例に漏れず、「それ」だった。マーボー餃子を懸念する前に、しょうが餃子となってしまうことを懸念するべきだった。

あーあ。

その点について相方さんにちょいちょいとダメだしされたが、餃子はおおむね美味しかったのでよしとする。その後は、いつも通り仲良く別々のゲームをしてたら一日が終わった。いい休日だった。

バレンタインパーティの話が、ほぼほぼ餃子の話で終わっちゃったよ。ま、いっか。今回の話から私が得た教訓はただ一つ。

しょうがは計画的に。